area guideエリアガイド
天理・山辺・桜井エリア
天理駅から南の桜井方面へと続く山の辺の道をはじめ、沿道には、記紀・万葉集ゆかりの地名や伝説が残り、神社や古寺、古墳などがあり、訪れるひとを古代ロマンの世界へといざないます。 中でも、石上神宮から大神神社までは、二上山や青垣の山々を眺めながら神話と伝説の世界に浸れます。
神秘の歴史ロマンに包まれる古墳群
「オオヤマト古墳集団」は、奈良盆地の南東部に所在し、北から、萱生古墳群、柳本古墳群、纒向古墳群、磯城の古墳の4グループに分類され、本古墳群は、天理市から桜井市の「山辺の道」沿いに広がる柳本古墳群の南、かつての「水垣郷」に位置し、広大な纒向遺跡のなかに分布しています。
そして、そんな古墳にちなんで、天理市の駅前広場には、「コフフン」があります。古墳を想起する野外ステージや大型遊具、カフェや観光案内などの機能を備え、イベントの開催や観光・ものづくり、農業情報の発信、近隣住民の憩いの場として活用されることで、周辺地域のにぎわいの循環を生むことを目的とされています。
天理の芸術文化、スポーツ、ものづくり、教え、そして子どもから高齢者までが絆をもって共に暮らしてきた日々の価値を、いまみんなで共有し、新たな価値を生み出していく、拠点となります。
コフフン
広場は天理市の「歴史」「地理」「文化」という3つの要素を凝縮したデザインとするため、市内に約1600基も点在しながら日常生活に美しく溶け込んでいる「古墳」をアイコンとして選ばれました。
茅原大墓古墳
茅原大墓古墳は、奈良盆地東南部の三輪山麓に位置しています。茅原集落の北側に接して残存する墳丘は、後円部が現状で高さ9メートル前後を測り、その北側に高さ1~2メートルの低平な前方部が存在します。
下池山古墳
成願寺町に所在する全長約120メートルの前方後方墳です。平成7~8(1995~96)年に石室の調査がおこなわれ、長さ 6.8メートルの竪穴式石室が見つかりました。
日本最古の道「山の辺の道」と自社仏閣
山の辺の道は、奈良盆地の山裾を縫うように南北に走る古道で、歌垣(うたがき)で知られる海石榴市(つばいち)から、三輪、柳本を経て石上神宮に至るコースを一般的に「山の辺の道」と呼んでいます。本来は更に奈良へと北上する道で日本最古の道といわれています。 天理市にある石上神宮は、日本最古の道「山の辺の道」の中間に位置します。緑鮮やかな木々に囲まれた境内は神さびた自然の姿をいまも残す場所。訪れる人々の心身を清浄にしてくれます。
桜井市の長谷寺は、朱鳥元(686)年、僧道明上人が天武天皇のために銅板法華説相図(国宝)を西の岡に安置したことが始まりといわれており、舞台造の本堂(国宝)は徳川家光による再建で、寺宝類としては、本尊十一面観音像をはじめ、約千点にも及ぶ文化財を所蔵されています。
石上神宮
石上神宮(いそのかみじんぐう)は、奈良県天理市布留町にある神社。式内社(名神大社)、二十二社(中七社)です。
長谷寺
長谷寺(はせでら)は、奈良県桜井市初瀬(はせ)にある真言宗豊山派の総本山の寺院で、山号は豊山(ぶさん)です。院号は神楽院(かぐらいん)本尊は十一面観音(十一面観世音菩薩)祀られています。
天理教教会本部
人間創造の地とされる「ぢば」を中心に総桧造りの神殿と四方に礼拝場が建てられています。神殿北側には教祖殿が建てられています。